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駄目オタ徒然草
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「アサクラ」はオマージュ?(アニメ評:D.C.~ダ・カーポ~)
「D.C.~ダ・カーポ~」全26話 ZEXCS
監督:宮崎なぎさ 原作:CIRCUS

 どうも、このころから「妹萌え」というムーブメントがあったらしい。実際に僕自身の妹が、兄思いのかわいいやつなので、分からないでもないが、それにしてもねぇ…。

 さて、もう一つ確認しておかなければならないのは、原作のCIRCUS。はて、そんな作家(漫画家)いたかな? 最近の新人? と思われた方、あなたはまだ引き返すことができます(笑)。悪いことはいいません、まっとうな道に戻ってください。
 というのも、これ、いわゆる18禁ゲームメーカーなのですな。詳しいことは僕自身も知らないのだが、以前埼玉県だかで「18禁ゲーム」のイラストを、県(市?)のポスターに使って大問題(苦笑)になった、その元ネタの「水夏(すいか)」の制作メーカー。
 もっとも、最近はコンシュマーゲームや、全年齢対象ゲーム、はてはキー局(テレビ東京)のアニメの原作になるようなものまで作っており、まあ、それほど日陰の存在ではなくなっているような気もする。

 というような背景をさくっと述べた上で、まずは設定と冒頭のあらすじを。

 設定は、お約束通り「ヒロイン(血のつながらない妹)」と二人暮らしの主人公、朝倉純一が、モテモテの話。主人公の特技は魔法(!)と、いっても、おまんじゅうを出せるだけ。しかも出すとおなかが減るので、あまり役には立たない。基本的には良いやつなのだが、やはり優柔不断…もとい、誰にでも優しい。
 ヒロインは、主人公が子供の頃に引き取られてきた朝倉音夢(ねむ)。兄思い…というより「おにいさんにぞっこん」。
 まあ、そんな二人だが、とりあえず、一線は越えることなく慎ましく地元の中学に通っている。
 ところが、新学期に二人の幼なじみで、ずっと海外に行っていた芳乃さくらがやってきて、隣の朝倉純一の祖母(故人)の家から同じ中学に通うことに…。早い話が従妹なのだが、これがなぜか数年前と同じ姿のどこからどう見ても小学生? しかも初っぱなから「お兄ちゃん(純一のこと)好き好き」で、当然音夢と一悶着も、ふた悶着も…。話はこの3人の関係を軸にすすんでいく。
 といっても、話らしい話が進むのは、中盤折り返しのあたりからで、それまでは、いわゆるキャラ萌えストーリーで、ゲームで攻略の対象となる美少女達のエピソードを、まあ、おもしろおかしく入れていくから、とりあえず早送りモードでもOK(というか、この作品、1クール目の1話の正味は15分程度で、あとは声優のイメージ映像だったり、サイドストーリーと称するメインキャラクター達を使った不思議ストーリーだったり…)。
 ところで、この物語の舞台となる「初音島」は、1年中散らない桜が咲き誇る。もちろん、そんな設定が物語にかんでこないわけないのだが、とにかく1クール目では、まるで無視されるかの如く、桜の設定は置き去りになる。
 が、実は、1クール目のそれぞれのキャラクターの設定は、全てこの枯れない桜が絡んでいたというのは「うまい」。実はこの桜、さくらがかつてかけた「願い」と重要な関わりがある。そして、この「願い」が、物語後半のポイントとなるのだが、いや、それをいってしまうと、もろネタバレになってしまうから、いいたくても言えない…。

 正直な感想をいってしまえば、前半はつまらなかった。後半もサブヒロインが前半の物語であかした苦悩や、問題を、「枯れない桜」をキーワードに、淡々と消化していくエピソードは、退屈だった。
 もちろん、それぞれのキャラクターには「物語」があり、それが主人公を軸に一つ一つ桜の花びらが散っていくがごとく、穏やかに動くストーリーづくりは、この手の作品にしてはうまいと思う。が、しかし、純一、音夢、さくらの3人を取り巻くエピソードが、あまりにも重厚なので、正直「じゃま」にしか思えなかった。ある意味、サブヒロイン達の「攻略」なのだが、物語にするならば、全部まとめて1話に放り込めなくもない程度の話である。
 そのうえで、さくらの苦悩、音夢の葛藤、純一の決意を、もっと丹念に描ければ、物語としてはかなり上等な部類になったような気がする。
 まあ、その辺が「ギャルゲー原作」の呪縛なのだから、仕方ないといえば、仕方ないのだが…。

 とはいっても、個人的には、プラス評価の作品ではある。これは、上記の点を差し引いたとしても、「アニメーション」としてのクオリティーは、まずまずだからだ。
 ただ、ちゃんとした物語を期待する人にとっては、第1クールを我慢できるかが評価の分水嶺になるかもしれない。この辺は微妙だろう。僕は後半まで「惰性」で見続けて、まあ正解だったかと思う。

 あ、オープニング(曲)と、エンディング(曲)は、なかなかいいですよ。

 ちなみに、現在、この続編「D.C. SecondSeason」やってますが、さくらも音夢も"まだ"でてきまへんそうです(録画してるけど、忙しくてまだ見てない…)。まあ、今回も後半勝負でしょうか(笑)。
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ちなみに、このレビューのタイトルは、僕の妄想なのでほっといてください^^;
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