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「ラスボスは、最後に…」(漫画評:ルナハイツ 星里もちる)
『ルナハイツ』星里もちる(小学館 BIC COMIC)
全4巻 2005/03/04 読了

 2巻まで読んでいたのですが、昨日古本屋で見つけたので、最終巻まで、一気に読んでみました。
 まあ、読み始めたときから、結末はわかっていたので、そこまでどうエピソードを盛り上げていくかってのに、注目したんですが、う~ん…。

 正直、星里もちるは、「結婚しようよ」のころから大好きですし、安心して読めると言う意味では(下手な終わらせ方はしないってことね)、Happy Endを目指して淡々と読めばいいわけですから、気楽に読めますよね。
 ただ、この人のいいところは、そういう風に淡々と読ませる話の中に、ちゃんと「泣かせどころ」をちりばめて、「印象」を植え付ける技術が確立しているということです。

 …が、なんですか、今回のは? 格闘技の試合?
 いや、確かに、主人公、南條の武術の腕が並々ならぬレベルのものだという伏線はありましたよ。それが南條のパーソナリティーとして、いくつかの重要なエピソードのトリガーにはなっています。ですが、まさかそれで、最後のヤマを持ってくるとは思いませんでした。
 っていうか、打ち切り?

 正直、「本気のしるし」と「気になる嫁さん」が失敗作で(後者なんか、全く印象に残っていない)、「オムライス」の頃のあの勢いが、消えちゃって正直、もう駄目かなぁなんて、思ってたんです。
 でも、今回の「ルナハイツ」は、出だしが、「結婚しようよ」や、彼の最高傑作「夢かもしんない」のように、いきなり冷や水ぶっかけパターンで、久しぶりに、安心してことの成り行きを見守れるなぁ~と、思っていたんですよ。いい意味での原点回帰ね。
 …が、やっぱり、どこか今までの殻を破ろうなんて、そういう気負いがマイナスの方に、3巻終わり頃から出ちゃいましたね。
 1巻を読んでいる途中で、婚約破棄した相手は、話の佳境で出てきて、うまく行き始めたまどりと南條の中を引っかき回すだろうってのは、だいたい予想できたんですが、2巻で出たときには、正直「あれ、早すぎないか?」と悪い予感…。
 案の定、元婚約者友美を、そうそうに引っ張り出してしまったため、まどりと南條の仲が、いい感じになる前に二人の仲がうやむやになり、その後出てくるライバルらしき新入社員や、りんとの三角関係が、ち~っとも盛り上がらず、挙げ句の果てに格闘技…。
 ここは、声を大にしていいたい、ラスボスは部長じゃなくて、友美だろうがぁ^^;。

 おかげで3巻4巻の中途半端なこと…。

 もしかしたら、いえ、ホントにもしかしたらなんだけど、1巻3巻4巻2巻の順に、だいたい話を並び替えると、これ、作者の当初意図していた話の流れなんじゃないかなぁ~と、思わないでもないですね。
 その辺は、本人に聞いてみなければわからないのだけどね。

 まあ、でも、いやな迷いというか、気負いがあった「本気のしるし」や「気になる嫁さん」の頃の、スランプというか、らしからぬ作風で腰砕けだった時期よりは、ずっといい作品であることも確か。

 読後感は、悪くはないですね。
 とりあえず、今作は、その辺まで復帰したかな?

 次回作に期待!
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2005/03/24(木) 01:59:18 | まるおの漫画生活
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