fc2ブログ
駄目オタ徒然草
 レビューを中心にご覧になりたい方は、カテゴリーの月別インデックスをクリックすれば、一覧表示が見られます。
「落ち穂拾い」(アニメ評:藍より青し~縁~)
「藍より青し~縁~」全12話
監督:下田正美
4月6日視聴終了

B0000TXOWW.09.MZZZZZZZ.jpg
 さて、前作がそこそこ気に入ったので、続編ということで借りてみた。前作が一応の区切りのポイントまで描かれており、一方、原作が、未だ完結していない(どうも現在クライマックスっぽい)状況で、どうシリーズ構成するんだろうと思っていたら、案の定…。

 まあ、前作自体も、全体的なストーリーらしきストーリーもなかったのだが、それでも原作のポイントとなるエピソードを丁寧に拾って、葵と薫の関係を、じっくり描いていたため、そう散漫なイメージはなかった。むしろ、丁寧に拾った分だけ、原作よりも、各サブキャラに視点がぶれる幅が少なかったように思う。
 だから、前作では、最終回2話のクライマックスにおいても、ちゃんと葵と薫に感情移入できるシチュエーションは整えられたのだろう。

 ところが、続編たる今作は、最終回にティナエピソードで締めたのだが、ティナがクローズアップされるのは、中盤のちかの水泳の話あたりのみ。最終3話でのティナの薫への思い入れが、すごく唐突に思える(薫というより、桜庭館への思い入れ故と解釈すれば、それなりにわかるが、それでもそれに対するクローズアップが少なすぎる)。
 もちろん、個人的にティナが好きだっていうのもあるが、それにしたって、最終回への伏線が、前作というのもどうかと思う。
 確かに、第1話、2話でちかを、4話で妙子を、5話で繭をピックアップし、前作で描ききれなかった彼女たちのエピソードを入れるという、描き方は、この「~縁~」が、ある意味外伝、あるいは番外編的な位置づけにあることは推測できる。
 が、それにしても、この物語のヒロインたる葵に、一歩譲ってもらったからには(最終3話のティナエピソードの前に、葵エピソードがあるのみ)、セカンドヒロインをピックアップして、シリーズ構成をするのが常道では?

 結局、このシリーズでは、誰か一人のヒロインの視点、あるいは、主人公の視点に固定することなく、それぞれ脚本ごとに、ヒロインをピックアップして、前作で描かれたそれぞれのキャラクターのふくらませをしたとしか思えない。
 あるいは、もしかしたら、原作が完結すると同時に、第3部の制作が発表されるかもしれない。そうすると、その場合には、おそらく葵エピソード一本で、12話突っ走ることになるだろうから、その前に、各キャラクターで、前作拾いたかったのに、拾えなかったというエピソードを拾ったのだろう。あとは、原作で、現在クライマックスにある、葵エピソードを、第3部の12話で、こってり描けるかもしれない(そうなると、原作で、ある意味葵以上に思い入れたっぷりに描かれていたティナの帰郷エピソードが、あんなにさらっと流されたのが、いたわしい…。原作の帰郷と薫を巡る繭とティナのやりとりは、原作の中でも、もっとも秀逸だったのに…)。その前に、残りのキャラを片づけようと…。

 と、いうことで、あくまで外伝、あるいは、キャラ萌え用のアイテムとして、見たい人はみとくがよろし。
 ちなみに、ちか(&夏樹・千鶴)なら、1巻、4巻。妙子なら、2巻。繭なら、3巻。葵なら5巻。ティナなら5巻、6巻だけでOK。

 ただ、少々不満を多く書いたのだが、それはこの作品に、かなり期待していたから(前作がよかったので)で、全体的な作画レベルや、動画のクオリティー、相変わらずの役者のはまり具合など、その辺の萌えアニメとは、一線を画した作品では、あるといえる。
 だから、第3部が制作されたら、やはりみると思う。それは確定。
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック