えっ? なにこれ?
ごめん、なんか、「めがねっ娘、萌え~」の話だと思って、敬遠してましたが、正直、すごいわこれ…。とりあえず、全3巻らしいので、明日にでも残り借りてきて、見てみます。
よく動くし、設定が面白い。キャラクターも、認めたくないけど、かわいい^^;。なんで、アンテナに引っかからなかったのか、それが不思議。
マルドゥックの感想は、そのあとかな?
監督:伊藤尚往 原作:秋山瑞人
キャラデザイン:駒都えーじ

最上のダイジェスト版。それが、この作品に対するボクの評価。
確かに、文庫本4冊の話を1クール分に引き延ばしたところで、果たして充実した作品になるかは疑問ではある。が、だからといって、30分枠の半クール、6話に納めきれる話でもなかっただろう。
映像は、さすが老舗の東映アニメーションだけあって、実に美しく、丁寧な作りに仕上がっている。監督・演出についても、原作ありの作品を仕上げるノウハウを心得ていて、原作の雰囲気を壊すことなく、各エピソードとキャラクターを組み立てている。
たとえば、この作品の中盤のヤマである、浅羽とイリヤのマイムマイムに至る話の流れは、イリヤのうちに秘めた想いと、これに応えたい浅羽に、何とかして、浅羽の心を引き留めたい秋穂の行動をからめ、原作のテンポよい流れを彷彿させる作りになっている。
また、"その時"の映像も、ブラックマンタのCGが、丁寧に描きこまれた背景、浅羽のダンスと、なんの違和感もなくシンクロしており、本当に「アニメーション」という語源、すなわち「命を吹き込む」という意味を、久しぶりに思い出させる作りだった。
さらに言えば、キャラクター達に「モノローグ」をさせないという、一貫した方針なのか、各キャラクター共に、表情で心情を語らせている。これが実にうまい。キャラクターデザインが、駒都えーじということで、表情つけにくいよなぁ~と、思っていたのだが、そんな心配はみじんも感じさせないほどに、キャラの表情が生き生きとしていた(少年少女達の声優陣が、やや力量不足ではあったが)。圧巻は、秋穂とイリヤの大食い対決。秋穂が、だんだん真剣にイリヤに対峙していく過程、イリヤが徐々に感情をむき出しにし始める変化。これを、モノローグなしで、キャラの表情だけで、しっかりと表現していた。
ただ、主人公の浅羽に関してだけは、この手法を採ったおかげで、実に優等生的なキャラクターになってしまっているのが残念。原作を読めばわかるのだが、彼はかなり「へたれ」で(と言うより、この世代の、普通の男の子として、当たり前の個性)、そのまどろっこしさが、読者に共感と、いらいらを募らせるのだが、これはさすがに、表情だけで表現するのは、きつかったように思える。
逆に言えば、こういった主人公の表現の淡泊さが、この作品において、主人公の不在、すなわち、視聴者が共感を寄せる一人称視点の欠如を生じさせたように思える。
これが、最初に述べた、「最上のダイジェスト」の所以の一つ。
もう一つ。原作がもつ、浅羽とイリヤを取り巻く他のキャラクター、特にこの物語のある意味でのキーパーソンである、水前寺について語られることが、あまりにも少なかったように思える。水前寺は、原作を読んでいないと、単なる鉄砲玉でしかないのだが、実は、この水前寺こそが、この物語の中心にいると言っていい。全ての鍵を握る位置に、必ず水前寺がいる。また、浅羽との関係も、アニメで語られない重要なエピソードとして、彼の実家での話が入るのだが、これがないため、浅羽と水前寺の関係性が、かなり異様に思える。
加えて、大人側、つまり、榎本達の背景説明がすっぽり抜けている。原作の感想にも書いたのだが、おそらく僕らの世代(プチオヤジ世代)は、この榎本視線から原作を俯瞰することになるだろうし、原作者自身も、その視点から描いているような節がある。
そうだとすると、ある意味、そこに視聴者がおくはずの、もう一つの主観。すなわち、榎本の主観で作品世界を眺めることもできなくなっている。これが、やはり、「最上のダイジェスト」と言った意味。
まあ、この辺は6話に納めると予定された時点で、致し方ないのだが、ブラックマンタをぶんぶん飛ばすくらいなら、ちょっと、そういう説明を、エヴァンゲリオンじゃないけど、オープニングに差し込むこともできたんじゃないかと思う。まあ、あのブラックマンタの映像を作ったら、毎回見せたくなる気持ちもわかるけど…(残念ながら、オープニングで、あれだけブラックマンタがぶんぶん飛べば、その神秘性もヘッタクレも無くなるような気がする)。
さて、足りない部分をつらつらと書くことになってしまったが、これはひとえに「6話完結」という、十字架を背負ってしまったことに起因するのであって、その中で、この作品を、これだけクオリティーの高いものに仕上げたスタッフの技量は、やはりすばらしいと思う(6巻は、若干絵が乱れていたような気もするが、まあ、いいでしょう。タイコンデロガのシーンは、それでもかなり気合いが入っていたし…)。
できれば、無理を承知で、13話1クールの尺で見たかった。
もし、ここをご覧になっている方が、この作品に興味を持たれたのならば、一つ、うまい見方を伝授しよう。
原作とアニメ、両方見るべし!
もちろん、「うまい見方」などというのだから、どっちかを先によめなどと、ありきたりのことは言わない。
まず、アニメの4話(もしくは3話でもいい)まで見る。その上で、原作を一気に全巻読むべし。そして、その余韻が残っているうちに、アニメの残りの(4話)5話・6話を視聴せよ。
おそらく、アニメを全巻見たあとで原作を読むと、目がストーリーだけを追って、原作者の秋山氏がそこかしこに書いた伏線や、表現の妙を堪能する機会を逸するような気がする。特に、原作の3巻からのエピソードは、先に物語の「オチ」を知っていると、ひどくまどろっこしく思えるはず(特にアニメの5巻は、とばしすぎで…)。
ボク自身は、偶然にも上に書いたような順番で見てしまったので、この「作品」を十分に堪能できたと思う。
ところで、冒頭のあらすじだが、原作の感想の方に書いたので、こっちでは省略することにして、今日はこの辺で。
お米の季節と言うことで、千葉県名産の「萌え米」で有名(?)な、「ふさおとめ」のパッケージです。
店頭で撮ったので、照明の写り込みで、今市の画像になりましたが、まあ、いいでしょう。
ちなみに、「ふさおとめ」については、
↓こちら
http://www.lares.dti.ne.jp/~denki-k/coneta/fusaotome/lib.html
綺麗なパッケージの写真もありますので、興味のある方はご参照を。
感想は…、75点くらい。非常に技巧的で、面白いとは思うけど、どうも、話の幹の部分に意外性がなかったというか。非常に予定調和だったこと。
伏線らしき登場人物が、結局(ボクが気づいてないのかもしれないが)、その後の話の中で意味を持ってでてこなかったり…。
まあ、シリーズ化されるんだろうなぁと思うけど、ドクターイースター、バロット、ウフコックの3人(?)は、非常に魅力的に描かれていて、読んでいてわくわくしたのは事実。
詳しいレビューは、また今度と言うことで、現在視聴中のアニメ版「イリヤの空、UFOの夏」(あと2話)が視聴終わり次第、まとめて感想などを書きたいと思っている
↓これ、まさにそんな感じw
http://tana.pekori.to/tear/log/A006.html
さすがに笑ったw
この手の話には、必ず「ネタ?」という疑惑はあるわけですが、それでも、こういうシチュエーションがあるかもねって、そういう感覚を楽しめるだけで、ちょっとウキウキしませんか?
これ見つけたとき、ちょっとだけ、幸せな気分になりました。
「Beltorchicca」って、ブログね。
以前から、ずっと読んでいるのだが、このページの筆者はすごいね。光を当てる方向をがっちり固定して、その切り口でばっさばっさ文学作品を切り刻んでる。
しかも、毒がある。かなり強烈な毒。ボク自身の好きな作品もめたくそに書かれていたりする(日記の方ですが)が、全然腹が立たない。だって、その視点でそう切れば、そういう結論になるのは論理的だから。
こういう批評、好きだなぁ…。
何が良いって、筆者のキャラクター、個性が、もう、これでもかって言うくらい表面にでている。客観的な主観とも言うべき立ち位置からの表現は見事。理想的な批評家を表現しているって言うのが正しいかもしれない。
文章も明快で、お茶を濁さないつきっ離しっぷりが強烈。ですます調だが、そんな柔らかさはみじんも感じないw また、日記に時折でてくる「ペンギン萌え」が、さらにギャップがあって、楽しめる。
まあ、だまされたと思って、一度訪問を。ここのブログ読んでるよりは、ずっとためになるから^^
それ以来、この手の2chのスレッドはこまめに拾って読んでたりする。主にまとめサイトでだけど…。ネタ拾いもとはVIP板ではなくて、リンク先のFunnyTinyCompanyの紅雷さんの日記が主。
が、今回は、そっちからじゃなくて、ぶらぶらしてたらいきなりこれにぶつかった
http://maesure.fc2web.com/index.html
いや、出来すぎで、ネタくさいってのは言いっこなし。この手の話は紅雷師匠が言うように、一緒になって参加するように楽しむのが正解。で、今回は、不意にうちに帰りたくなった。帰って大切な人の顔を見たくなった。忙しくても、うちに帰らないと。帰って笑わないとね^^。
う~ん、まだ読んでない人のネタバレになるといけないので詳しいことはかけないけど、この話のような、そういうときの一言って、重いんだよね。重いってモンじゃない。横道にそれそうになったり、不本意なことをしなければならなくなったとき、不意に心の中に浮かんでくる。そして、そうなったら、次は自分で自分の襟首をつかみたくなる。掴んで「それで良いのか?!」と、詰問している自分が居る。
シチュエーションや、人間関係はずいぶん違うけど、前を向こうと、思ったよ。前を向いてあるいていこう。そして、手をつなごう。大切な人と、笑顔で手をつなごう。
今日はそれだけ。
「2巻に続く」
「えぇぇぇぇぇぇっ!」
どこにも、第1巻とか、何とか編とか、書いてないヤン! 夜明けの太陽のまぶしさの中で、呆然としてしまった…。
一応、以前にも書いたが、本を読んだり、ビデオを見たりするときは、できるだけ先入観を持たないために、レビューなんかは読まないようにしている。が、まさか続くとは…。いや、長編ならそれなりの覚悟をもって読むんだが、どこにもそんなこと書いてないから、さすがに驚きました。実をいうと、古本で買ったので、「帯」に書いてあったのかも…。
ストーリー自体は、またしてふにゃふにゃした中学生というか、「あのころの僕たち」的男の子が主人公。謎の美少女も登場。その他の配役も、結構「イリヤ~」と類似。最後にでてきた設定が、まあ、新機軸なんだろうけど、正直言って「狙いすぎw」。
文体に関しては、今回もかなりテンポよく、カメラでいえば単焦点でフォーカスして、周りの風景をぼかす手法のような表現方法が多いので、読んでいて視点がぶれないのはいい(嵐の中の船のシーンは、途中、主客が分けわからなくなったけど、これは、嵐の混乱を表現する上で、あえてこういうやり方をやったのだろう)。
さらに、イリヤの感想では書かなかったのだが、現代の必需品「携帯電話」を使えないシチュエーションを作り出し、そこから来る不便さや、その状況を逆に利用した「異能力」表現のクローズアップがうまい。
さて、気になったことメモ。
(1)主人公が繰り返す、出席番号の羅列は、果たして今後意味を持つのか? 素数2つにくくられた3の倍数・4の倍数がなんか規則的に並んでいるような気がするんですが…。
(2)最後のカンフーの発言は、何かを隠す暗喩なのか? それともリアルにそうなのか、リアルということになると、岬島は宇宙船という可能性も? そうすると、最終的には、島は飛ぶのか? それとも「紫の砂漠」(松村栄子著)のように…。また、失われた技術は回天様だけか?
(3)ハル(字、忘れた)は、果たしてなぜにあんなにツンデレなのかw かわええじゃねえかw それはさておき、どうも秦舞納部家というのは、あの島の宮司、あるいはリーダー的役割みたいだが、今の立場はクーデターでもあったか? あるいは、能力が先鋭的にでる正当後継者が島を捨てたのか? その辺に鍵がありそう。
(4)蟹をおそれるということも、蟹の持つある種の物質が彼らに毒になるのか?
(5)どうやら、異能力を使えるのは、ハルだけではないようだが、果たして子供達は使えるのか?
さて、続きは何時でるのかな?(2巻に続くってあるから、2巻では、おわらんよなぁw)
っていうか、もう、寝る暇無いくらいに忙しく、突然なってしまったので、1日4時間睡眠でがんばっています…。当面「書く」時間もなし。書きたいことメモでいえば、最近、「エイリアン9」のことを思い出して、めっちゃくちゃレビューを書きたくなった(マンガもアニメも、すごくいい作品です)が、読み返す暇どころか、本(&録画したビデオ)を探すことすら困難…。
まあ、そんなことはどうでもいいです。
ボクが残念だと思ったのは、サトウタツオ通信の
http://www.dragon-brave.com/02diary/02diary.html
の、8月9日と10日の日記。ずいぶん前のものだが、恥ずかしながらしばらくチェックしてなかったのだが…。
宇宙のステルヴィア、機動戦艦ナデシコ共に、続編の制作企画の打ち切りが発表されている。
両方とも、ボクが感想で高得点をつけているように、大好きな作品だから、続編はホントに期待していた。だけにねぇ…。
ステルヴィアは、最終回がとても思わせぶりだったので、ずっと期待してたんだけどねぇ~。
それから、ナデシコの方は、本編の方はそれほど思い入れはないのだけれど、劇場版のあのクオリティーを見た以上、その後について、期待せずには居られなかっただけに、ホントに残念。
まあ、この佐藤竜雄って人は、ナデシコ、ステルヴィアと、良作をコンスタントに作り出す人だから、旧来の作品ではなく、彼の新しい引き出しを、どんどん見てみたい気もするから、それもまたよいと思うけど、それにしても、なんか日記を見てると、すごくテンション下がっているようで、ちょっと心配。
何はともあれ、次回作には期待しております。